2025.10.31
ノンバンク不動産担保ローンとは?銀行との違いやメリット・デメリットを徹底解説

不動産を担保に資金を借りる方法として、ノンバンク不動産担保ローンが注目を集めています。銀行と比べると審査が柔軟で、スピーディーに資金を調達できる点が大きな特徴です。一方、金利やリスク面での注意も必要です。
本記事では、ノンバンクと銀行の違いをはじめ、ノンバンクを利用するメリット・デメリット、さらに信頼できる業者の選び方まで分かりやすく解説します。
これから不動産担保ローンを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
ノンバンクの不動産担保ローンとは?
ノンバンクの不動産担保ローンとは、銀行以外の金融機関が提供するローンで、不動産を担保にして借り入れる融資のことです。
初めに、ノンバンクの不動産担保ローンの概要や、銀行との違いなどについて解説します。
ノンバンクとは?
ノンバンクとは、銀行以外の金融機関の総称です。
お金を預かる業務(預金業務)を行わず、お金を貸す業務(与信業務)に特化しています。
代表的なノンバンクは以下の3つです。
・消費者金融
・信販会社
・クレジットカード会社
消費者金融は主に個人に対して貸付を行う金融機関で、貸金業法という法律に基づいて貸付を行っています。無担保かつ保証人なしでの貸付が可能です。
信販会社はショッピングローンを含む信用取引を行います。信販会社が先に代金を立て替え、後から利用者にお金を請求する仕組みです。
クレジットカード会社は利用者にカードを発行し、加盟店でのショッピングやキャッシングの決済を仲介します。利用者が支払った代金を一時的に立て替え、後日請求する仕組みで、手数料収入や利息が主な収益源です。
多くのノンバンクのローンでは事業資金などを除き、利用使途が比較的自由なため、柔軟に利用できます。
ノンバンクと銀行の違い
ノンバンクと銀行の主な違いは、「適用される法律」「金利」「融資スピード」の3点です。
ノンバンクと銀行を比較した表はこちらです。
【ノンバンクと銀行の比較表】
| ノンバンク | 銀行 | |
| 適用される法律 | 貸金業法 | 銀行法 |
| 金利 | 信販会社:銀行と同程度のものもある 消費者金融:銀行よりやや高い |
消費者金融よりやや低い |
| 融資スピード | 最短2日 | 2週間〜1ヶ月など |
ノンバンクは預金業務を行わず、与信業務(お金を貸す業務)に特化した金融機関です。
貸金業法が適用され、個人向け融資では総量規制(年収の3分の1まで)が考慮され、融資までのスピードが早い傾向があります。
銀行は預金業務と貸付業務の両方を行い、銀行法が適用され、総量規制の対象外です(独自の制限あり)。金利はノンバンクより低い傾向ですが、融資に時間がかかるケースが多く見受けられます。
ノンバンクの不動産担保ローンの概要
ノンバンクの不動産担保ローンは、銀行以外の金融機関が提供する融資商品です。
無担保ローンでは、主に申込者の返済能力や信用情報に基づいて融資額が決まりますが、不動産担保ローンでは、それに加えて担保となる不動産の価値も考慮されるため、より高額の融資を受けられる可能性があります。
そのため、銀行の審査に落ちた方や信用情報に懸念がある方でも、不動産の価値次第では高額な借り入れを期待できるのがメリットです。
担保とする不動産は土地や建物など幅広い物件が対象となり、事業資金や借り換えなど資金使途も比較的自由に選べます。融資までのスピードが早いため、急ぎの資金調達に強いのもメリットですが、金利は銀行よりやや高い傾向があるため注意が必要です。
ノンバンクの不動産担保ローンについては、後の章で詳しく解説します。
銀行の不動産担保ローンとの違い

不動産担保ローンは銀行系とノンバンク系の2種類に分かれます。
都市銀行やネット銀行、消費者金融、信販会社などさまざまな業者が取り扱っていますが、それぞれ審査基準や融資スピード、金利などに違いがあります。
ここでは、銀行の不動産担保ローンとの違いについて解説します。
融資スピード
ノンバンクの不動産担保ローンは、銀行に比べてスピーディーな融資が実行されます。
ノンバンクが独自の審査基準や迅速な手続きにより、最短数日~2週間程度で融資を可能とするのに対し、銀行は審査がより慎重で手続きに時間を要するため、融資実行まで2週間~1カ月ほどかかるのが一般的です。
そのため、急ぎで資金が必要な場合はノンバンクが、時間に余裕があり低金利を求めるなら銀行が適しています。
金利・手数料
ノンバンクの金利は銀行に比べてやや高い傾向があります。
融資スピードを早めたり、資金使途の自由度を高めたりすることで生まれるリスクを、金利を高めに設定することで補うためです。
しかし、ノンバンクの不動産担保ローンは不動産を担保とすることでリスクが低くなるため、無担保ローンと比べると金利が低い傾向があります。
不動産担保ローンの一般的な金利相場は以下のとおりです。
| 不動産担保ローンの種類 | 金利相場 |
| ノンバンク系不動産担保ローン | 年4~15%前後 |
| 銀行系不動産担保ローン | 年1~9% |
金利相場を比較すると、上記のように銀行が低い傾向があります。
手数料は銀行かノンバンクかという区別よりも、金融機関ごとに設定が異なるため、ローンを利用する際は手数料の有無や金額も含めて総合的に比較しましょう。
利用限度額
ノンバンクの不動産担保ローンは銀行よりも高い利用限度額を設定できるケースがあります。
銀行系ローンでは利用限度額が1億円程度に設定されることが多いのに対し、ノンバンク系ローンでは最高5億円程度まで融資が可能な場合があります。理由としては、ノンバンクが個人の属性よりも担保の価値を重視し、独自の柔軟な評価基準を採用しているためです。
ノンバンクは、一時的に不動産を活用した高額な資金調達を検討している方に適しています。
資金使途の自由度
銀行系よりもノンバンクのほうが、資金使途の自由度が高い傾向です。
不動産担保ローンは原則として使途が自由ですが、銀行系では利用目的や申込条件に制約が設けられることが多く、特に開業資金や納税資金などが対象外となる場合があります。
一方、ノンバンクは独自の審査基準があり、事業資金など幅広い目的に対応できるため、銀行で断られた特定の目的の資金調達にも強いのが特長です。
担保物件の柔軟性
ノンバンクは、銀行に比べて担保物件の柔軟性が高いことも見逃せないポイントです。
銀行は担保物件の審査が厳しいため、借地権付き物件や建ぺい率・容積率オーバーの既存不適格物件など、担保価値の評価が難しい物件は融資対象外となるケースが多い傾向があります。
一方、ノンバンクは独自の柔軟な審査基準を持つため、これらの物件でも担保掛目(融資割合)を下げるなどの対応で融資を受けられるケースが少なくありません。
銀行に断られた物件でも資金調達できる可能性があります。
ノンバンク不動産担保ローンを利用するメリット
ここでは、ノンバンク不動産担保ローンを利用するメリットについて解説します。
審査が柔軟で通りやすい
ノンバンクの不動産担保ローンは銀行に比べて審査基準が柔軟で、審査に通りやすいのがメリットです。
過去に信用情報に問題があった方や収入が安定しない方でも、不動産を担保にすることで融資を受けやすくなります。
銀行に断られた場合でも、ノンバンクで審査をしてもらえる可能性は十分あります。
不動産は高額な資産であることが多いため、担保にすることで、借入限度額が高くなりやすいのもメリットです。事業資金や借り換え資金としても利用されています。
物件の取り扱い基準も、ノンバンクのほうが柔軟に扱うケースが多く見受けられます。
融資スピードが早い
銀行に比べて審査や手続きが迅速であるため、融資までのスピードが早いのもメリットです。特に、事業資金など急に資金が必要になった場合、最短数日程度で資金を受け取れるケースもあります。
ノンバンクは独自の審査基準を採用しており、柔軟に対応できる体制が整っているため、銀行よりも時間をかけずに融資判断が下されるのが特長です。
2~3営業日程度で融資が可能なケースもあり、急ぎの資金需要にも強みがあります。
資金使途が幅広く自由に使える商品が多い
ノンバンクの不動産担保ローンは、銀行系ローンと異なり、資金使途が比較的自由な商品が多いのが特徴です。事業資金や医療費、教育費、他社借り入れの一本化、リフォーム、税金の支払いなど幅広い目的で利用できるため、柔軟な資金調達手段として利用されています。
不動産を担保にすることで大口の借り入れも可能になり、多様なニーズに応じやすい点もメリットです。
ただし、金融機関や商品によっては使途が限定される場合もあるため、契約前に必ず確認しましょう。
ノンバンク不動産担保ローンのデメリット
次は、ノンバンク不動産担保ローンのデメリットについて解説します。
銀行と比べて金利がやや高い
ノンバンクの不動産担保ローンの最大のデメリットは、銀行と比べて金利がやや高い傾向があることです。
金利差が生じる主な理由には、資金調達方法の違いが挙げられます。
銀行は預金業務を行っているため低コストで資金を集められますが、ノンバンクは預金業務を行っていないため、金融機関からの借り入れなどで資金を調達しなければなりません。この調達コストの差が融資金利に反映されます。
また、融資スピードを早めたり資金使途の自由度を高めたりすることで発生するリスクをカバーする意図もあるでしょう。
しかし、不動産という高額な担保を設定することで、無担保ローン(カードローンなど)と比較すれば、ノンバンクであっても金利を低く設定できる可能性があります。
ノンバンクの不動産担保ローンは銀行に比べて金利は高い傾向ですが、無担保ローンに比べれば低いのが特長です。ただ、長期の借り入れになると、総返済額が大きくなりやすいため、返済計画をしっかり立てる必要があります。
返済が滞ると担保不動産を失うリスクがある
不動産担保ローンでは、返済が滞ると担保不動産を失うリスクがあります。
ただ、この仕組みは銀行系の不動産担保ローンや一般的な住宅ローンでも同様で、ノンバンク系だけではありません。
不動産担保ローンを組む際には、自宅や土地などの不動産に抵当権を設定するのが一般的です。返済が困難になった場合、金融機関は法的手続きを通じて不動産を処分し、貸したお金を回収することになります。
したがって、不動産担保ローンを利用する際は、確実に返済できる金額を借り入れるようにしましょう。無理のない返済計画を立てることで、大切な資産である不動産を失わずに済みます。
業者選びを間違えるとトラブルになる可能性がある
ノンバンクの不動産担保ローンに限りませんが、業者選びを間違えるとトラブルになることが考えられます。ノンバンクで融資を行う業者は貸金業者と呼ばれ、国や都道府県に登録し、貸金業法に基づき厳格な規制を受けながら営業しています。
しかし、中には登録せずに営業している無登録業者や、法律で定められた上限を超える法外な金利を取る怪しい業者が紛れている場合があるため注意が必要です。高額な手数料や不当な契約条件を提示される可能性があります。
特に知名度の低い会社を利用する際はトラブルを避けるために、その業者が正規の貸金業者であるかを金融庁の登録貸金業者情報検索サービスで確認するようにしましょう。
銀行とノンバンク、どちらを選ぶべきか?

銀行とノンバンクの主な違いは、金利・融資スピード・審査の柔軟性です。
どちらを選ぶべきかは、利用者の資金調達の目的と状況で決まります。
ここでは、銀行とノンバンクのどちらかを選ぶ基準について解説します。
安定性と金利の低さを重視するなら銀行ローン
安定性と金利の低さを重視するなら、銀行ローンを選ぶのが適切です。
銀行は預金業務を行っているため低コストでの資金調達が可能であり、ノンバンクより低い金利で融資を提供できます。そのため、長期の返済期間を見込む場合、総支払利息を抑えられるのが最大のメリットです。
ただし、銀行の審査は丁寧で時間がかかるため(融資開始まで数週間~1カ月以上かかることも)、資金調達に急いでいない方や、定職があり安定した収入のある方に向いています。
書類準備や手続きに時間をかけ、計画的に低金利で資金を返済したいケースでは最適といえます。
スピードや柔軟性を求めるならノンバンクローン
スピードと柔軟性を最優先する方にはノンバンクローンが向いています。
ノンバンクは、独自の審査システムを持つため審査がスピーディーであり、銀行では難しい最短日での融資にも対応可能です。資金調達を急いでいる場面で頼りになる選択肢となります。
また、事業資金への対応や、銀行が敬遠しがちな複雑な担保物件に対しても柔軟な対応を期待できる点も大きなメリットです。金利は銀行より高い傾向がありますが、事業資金や短期の資金ニーズなど、用途に応じて迅速かつ柔軟に資金を調達したい場合に適しています。
ご自身の状況に合ったバランスで選ぶことが大切
ローンを選ぶときにはご自身の状況に合わせて、銀行とノンバンクのどちらが適しているかを考えることが大切です。
銀行の強みはなんといっても安定性と金利の低さです。時間をかけてでも、長期的に見て総支払額を抑えたい、低コストで資金を準備したいという方に向いています。
一方、ノンバンクは審査の早さや柔軟な対応が得意です。今すぐ資金が必要、あるいは短期で調達したいといった緊急性の高いニーズには、ノンバンクが力を発揮してくれます。
結局のところ、ローン選びで一番重要なのは、金利・審査スピード・借りる目的などをしっかり比較し、無理のない返済計画を立てることです。
もし判断に迷うことがあれば、ファイナンシャルプランナー(FP)のような専門家に相談してみると、より安心して進められるでしょう。
ノンバンク不動産担保ローンの活用事例
ノンバンクの不動産担保ローンは、銀行での融資が難しい場合や急ぎの資金が必要な際に頼れる選択肢です。
創業60年以上の実績をもつ岡村商事では、お客さま一人ひとりの状況に合わせて柔軟に対応しており、事業資金・納税資金・教育資金など、さまざまな目的でご利用いただいています。
ここでは、岡村商事の不動産担保ローンで実際に多く活用されている事例をご紹介します。
事業資金
不動産担保ローンは、事業でまとまった資金が必要になったときに活用できるローンです。
新たに事業を始めたいと思っても、実績がないという理由で銀行からの融資を断られるケースは少なくありません。
そんなときに頼りになるのが、ノンバンクの不動産担保ローンです。
所有している不動産を担保にすることで、事業立ち上げに必要な店舗開設費や内装費、設備投資などの資金をスムーズに調達できます。柔軟な審査とスピーディーな対応で、夢の第一歩をしっかりとサポートします。
納税資金
所得税や法人税、相続税などの納付期限が迫る中、手元資金が不足して困ることはありませんか?
そんなときに頼りになるのが、ノンバンクの不動産担保ローンです。
所有する不動産を活用することで、納税資金を迅速に確保できます。
岡村商事では年率2.95~9.5%の低金利で最大1億円までの融資に対応しており、急な資金ニーズにも柔軟に対応可能です。納税資金でお困りの方は、ぜひご相談ください。
リフォーム資金
家のリフォームや店舗のリニューアルを計画して銀行に融資を申し込んだものの、書類が多く手続きが煩雑で、審査にも時間がかかると言われてしまうことがあるかもしれません。
そんなお悩みは、不動産担保ローンで解決できる可能性があります。弊社では物件評価も自社で行っているため、スピーディーな融資を実現できます。
リフォーム費用として必要な資金を最短数日で調達でき、審査も柔軟なため、急ぎのリフォームや改装、開業準備の際にはお気軽にご相談ください。
教育資金
お子様の大学進学が決まり、入学金や授業料などでまとまった資金が必要になったものの、すぐに用意できないため困ってしまうケースもあります。
そんなときに活用できるローンの一つが不動産担保ローンです。
スピーディーな審査と柔軟な対応により、急な教育資金のニーズにも即対応できます。
大切なお子様の未来のために検討されるのもよいでしょう。
住み替え用の不動産購入資金
不動産競売を利用すれば、相場より安くマイホームを購入できるチャンスがありますが、銀行では競売物件には住宅ローンが使えないと断られることもあります。そんなときに利用できるのが不動産担保ローンです。
弊社では落札予定の物件を担保に、最長25年のローンを組むことが可能です。
住み替えを検討中の方や競売入札前の資金確保をお考えの方は、入札前にぜひご相談ください。
信頼できるノンバンク業者を見極める3つのチェックポイント
ノンバンクを安心して利用するには、信頼できる業者かどうかを見極めることが大切です。ここでは、初めての方でも簡単に確認できる3つのチェックポイントをご紹介します。
貸金業登録番号が明記されているかをチェック
信頼できるノンバンク業者であるかを見極めるチェックポイントの一つが、貸金業登録番号が明記されているかという点です。ノンバンク業者は営業するにあたって、所轄財務局長または都道府県知事への貸金業登録をする必要があります。
この登録番号の記載がない、あるいは不自然な表示がされている場合は、闇金など無登録の違法業者である可能性が高いといえます。
貸金業登録番号は金融庁の登録貸金業者情報検索サービスで照会すれば、正規の業者かどうかを簡単に確認することが可能です。安全にノンバンクを利用するには、必ず貸金業登録番号をチェックしましょう。
公式サイトで情報公開が分かりやすく整っているかを確認する
公式サイトで情報公開が分かりやすく整っているかも確認しましょう。
優良な業者は金利や各種手数料、契約条件、問い合わせ先などの重要な情報を明確に、隠さず掲載しています。
もしサイト全体に不明点が多く、特に会社の連絡先が記載されていない業者は、トラブルのもとになりやすいため注意が必要です。
利用者への説明が丁寧で、必要な情報が定期的に発信されているかも信頼性を見極める大切なポイントになります。
なお、そもそも公式ホームページがない事業者は信用度が低いと判断されるため、ほかの会社を利用したほうが安心といえます。
口コミや利用者の声を参考にする
信頼できるノンバンクかどうかを見極めるには、口コミや利用者の声を参考にするのも有効な手段の一つです。
実際にその業者を利用した人の評価を知ることで、担当者の対応が誠実か、トラブル時の対応力はどうかなど、表面的な情報だけでは分からない実態が見えてきます。
ただし、ネット上の口コミサイトの情報は、良い評価・悪い評価のどちらも誇張されているケースがあることは頭に入れておきましょう。ネガティブな意見も含めて内容を冷静に判断することが大切です。
一つのサイトの情報だけをうのみにせず、複数のレビューサイトや専門家の意見など、多角的に情報源をチェックすれば、より客観的に信頼性の高いノンバンクを選べるようになります。
ノンバンクで不動産担保ローンを利用するときの融資の流れ
ノンバンクで不動産担保ローンを利用する際の融資の流れは以下のとおりです。
1.融資の相談
資金の用途、希望額、いつまでに資金が必要か(希望時期)を整理した上で、電話などで業者に相談します。
2.仮審査申込み
オンラインで氏名や連絡先などの本人情報と、担保とする物件の詳細情報を業者へ提出します。
3.物件評価
提出された物件情報に基づき、まず簡易査定が行われます。必要に応じて担当者が現地に赴き実地調査を行い、担保となる不動産の適正な価値(担保評価額)を確定します。
4.本審査
確定した担保評価と申込者が提出した収入状況や資金使途から、返済計画が適切であるかを総合的に確認し、融資の最終的な可否と条件を決定します。
5.契約・担保設定
融資が決定したら、貸し手と借り手の間で金銭消費貸借契約を結びます。同時に、担保不動産に対し、抵当権設定登記(通常は司法書士が対応)を行い、担保の権利を確保します。
6.融資実行
契約と担保設定が完了した後、約束された資金が指定の銀行口座へ振り込まれます。融資実行後は、契約内容に従って返済を開始します。
ノンバンクでは銀行に比べて審査がスピーディーなため、この一連の流れが最短数日~2週間程度で完了することがあります。
まとめ
ノンバンクの不動産担保ローンは、融資スピードが早く、銀行より柔軟な審査が強みです。特に急ぎの資金調達や、銀行で断られた複雑な物件を担保にしたい場合に適しています。
しかし、金利は銀行より高い傾向があるため、総支払額を確認した上で融資を受けるようにしましょう。利用する際は必ず貸金業登録番号を確認し、信頼できる業者を選ぶことが必要です。
急に資金が必要になったとき、頼れる味方となるのが株式会社岡村商事の不動産担保ローン(オカリイレ)です。弊社は昭和39年の創業以来、地域に根差した事業を展開し、多くのお客様に選ばれてきた実績と信頼があります。
お客様の大切な不動産を丁寧に査定し、情報の取り扱いにも十分配慮した上で、最短2日でご融資いたします。調査費用は無料で、銀行とは異なる柔軟な審査基準を設けており、どなたでも安心してご相談いただけます。
ご相談からご契約、融資実行、追加のご融資、返済や完済のご相談まで、一貫してサポートいたしますので、資金が必要な際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。